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今も受け継がれる「旨み」という恵み。

輝く姿には、常に止まらない[魅力]が宿る

鯛の浜焼き

 燧灘は、東は紀淡海峡、西は豊後水道から真鯛が回遊しています。春には絶好の漁場と化し、来島などの沖合で美しく煌く鯛が水あげされます。

 大正時代の頃には、水がピンク色になるほどの鯛が集まり、一網で鯛が一万匹以上捕れることもあったとか。その価値は今でいうヴィトンなどの「ブランド」並みだったということですから、どれだけ人気が高かったか、おわかりになると思います。

 さて、味の方はというと、どこにも引けをとらないほどの格別のおいしさに満ち溢れています。どの鯛も鍛え抜かれ、引き締まった身になっているのですから。なぜそうなるのか。理由を簡単に言うと、まず第一に、この地域は船の舵が効かなくなるほどの早い潮流が常に起こっていること。二番目に、豊富な小魚や小動物に恵まれ良好な食物連鎖が繰り返される仕組みが成り立っていることがあげられます。まるで「美味しさを引き出すための最適な場所」と評してもおかしくない環境です。

 それぞれの魚の持つ素材の旨さを引き出すための調理方法は実に多彩です。特に波止浜地方の「鯛の浜焼き」は今治名物となっています。由来は塩田の塩の中に鯛をいれ、天火の暑さで蒸焼きにしたというところからきています。ほのかに付いた塩味と、鯛の旨みが合わさった味は、多くの方々から絶賛の声をいただいています。もちろん、おいしいのは鯛だけではありません。その他の魚達もしっかり育まれています。

 百聞は一見に・・・・いえ、一味にしかず。
 まずは舌鼓をうってみませんか。